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お知らせ

【活動報告】東北野球フォーラムin岩手、野球肘検診に参加致しました。

12月8日~9日に岩手県盛岡市で開催された「第4回東北野球フォーラムin岩手」に参加致しました。
本フォーラムは所属させて頂いている「野球共育塾」が企画し、JAいわてグループの協賛により開催されているものです。
岩手県はメジャーリーガーの大谷選手や、今オフにメジャーに移籍される菊地投手等、多くのプロ野球選手を輩出しています。
ですが選手を取り巻く環境が整備されて来ているとは言えず、特に学童期における早期からの競技やポジションの固定、過剰な練習時間や試合数等により、スポーツ障害が問題ともなっています。
今回のフォーラムでは、指導者や医療従事者が共に学び合い、そしてプロ野球選手にもその様な問題を提言して頂き、正しくスポーツ選手を育てて行こうという
9日は、埼玉西部ライオンズから来期はメジャーリーグに挑戦する岩手県出身の菊池雄星投手のトークショーやイベントに加えて、小中学生を対象に「野球ひじ検診」を行いました。
「野球ひじ」は良く聞く名前だと思いますが、肘の外側に発生する「離断性骨軟骨炎(OCD)」は野球をしているから起こるものでは無く、小中学生の年代にしか発症しない骨軟骨障害であり、その年代の100人に2~3人はスポーツに関わらず有していると言われています。
OCDは手術適応になる事が多い疾患ですが、早期に発見し適切に管理すれば、手術なしでも治る疾患です。
ただの「野球ひじ」と勘違いし痛みを我慢してプレーを継続し、その結果大好きな野球が出来なくなる。
そんな子供たちを救いたいと、岩手県のみならず全国から志の高い整形外科医、理学療法士、トレーナーが集いました。
私もメディカルスタッフの一員として検診を担当させて頂きました。
担当した中には幸いOCDを有している選手はいませんでしたが、関節可動域が制限されていたり、局所に炎症症状が見られる所見もありました。
スポーツ選手に対する適切な環境には、医療とスポーツ現場の連携が欠かせません。
トレーナーや整骨院はその間を繋ぐ事の出来る貴重な存在であると思っています。
引き続き、整骨院内外でスポーツ現場、スポーツ選手に寄与する活動を続けて参ります。

2018.12.12