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お知らせ

【活動報告】セミナーを開催しました

8月12日(日)、秋田市にて上松大輔 氏(株式会社function代表、JリーグFC東京コンディショニングアドバイザー)をお招きして、『動作パターンに基づくトレーニング・アスリハの原理原則』『胸椎・胸郭の評価-FMS&呼吸-』の2題で、医療従事者・トレーナー向けにセミナーを開催しました。

人間の脳は個々の関節や筋肉では無く、動作全体のパターンとしてしか身体の動きを認識出来ていないので、ストレングストレーニングやアスレティックリハビリテーション等において「動作・機能評価の伴わない介入は効果が期待出来ないばかりか、リスクファクターともなり得る」という事実をどれだけの方が理解しているでしょうか?

スポーツ現場に出ていると、スポーツ現場・医療施設・治療施設・トレーニング施設の間には「共通言語」が存在せず、まだまだ意思の疎通や正しい連携が出来ていないと感じます。

「医療的診断は結果を示すもの=表」であり、「そこに至った原因=裏」を教えてくれるものでは無く、医療的評価と身体機能評価は表裏一体であり、本来はどちらも行われるべきですが、現在は医療的診断しか行われていないのが現状です。

【如何なる素晴らしい徒手療法も、身体機能評価・動作介入の伴わないものは、根本的な解決法にはならない】というのが私の持論です。

今回は、整形外科医・PT・治療家・トレーナー・運動指導者等、運動器に関わる様々なバックグラウンドの方にご参加頂きました。

医療、非医療という括りでは無く、「身体機能、身体動作」を共通言語に、アスリートや身体的な悩みを持った方々の問題解決に向け、それぞれの専門性を活かせる職域の中で適材適所適時の介入と連携が出来る仕組みづくりを、この様な機会を通じて構築して行きます。

院長 渡部真吉

2019.08.19